思春期の心と向き合う

子どもと向き合うにあたり、色々と本から学ばせてもらっています。

どんな感情も経験も、子ども個人のもの。

そう割り切ることは簡単ではありません。

 

子どもが泣いてたら、私も辛いし早く泣き止んでほしい。

子どもが友達関係で悩んでいたら、危ないことにならないよう助言してあげたい。

 

でも介入するレベルは子どもの成長とともに下げていかねばと最近読んだ本から改めて思いました。子ども個人の感性が、たくさんの経験で磨かれることを祈ります。

以下、

「10代の子をもつ親が知っておきたいこと」

水島広子著より引用です。

 

感情によってその状況の意味がわかれば、自分に何が起こっているのかを知ることができます。味わうべき感情は味わい、状況を変化させる必要があれば変えていくことができるのです。そのようにできれば、感情が本来の役割を果たしたと言えます。

もしも感情というものがなかったら、行き先に危険があるのにそのまま突っ込んでしまったり、自分の権利がひどく侵害されているのに何も感じないで放置したり、ということになりかねません。つまり、感情とは、痛みのような身体の感覚と同じく、本来は自分を守るための防御能力として人間に備わっているものだと言えます。このことを子どもが理解でき、自分の感情によく触れてみて、適切な形で生かせるように教えていくことが、大人の務めです。