日経X womanという情報ページにて、
田中茂樹さんという医師、臨床心理士さんの記事を拝読しました。
以下、不登校について書かれた箇所抜粋です。
〜自分はこのまま勉強を続けて難関大学に合格したいわけではない、と気がついたのです。それは不登校になれたからこそ気づいた、その子らしい進路だといえるでしょう。ちなみに不登校は『自分の意志で学校に行かない』わけですから、主体性がある勇気ある決断だと私は思います。本当は心身ともに限界なのに、『みんなが行くから』『学校には行くものだから』と、無理を重ねている子のほうが心配です〜
主体性がある勇気ある決断という箇所、特に感動しました。
長らくカウンセラーをされているようなのですが、こんなにも子どもの立場に立てる大人になれたらと思います。
「みんなが行くから」という動機は危ういと感じます。
人それぞれ、進路はバラバラ。高校や大学進学以降、大人になっても、就職するか否か、結婚するか否か、子どもを持つか否か、いくつもいくつも岐路はあって、細かく細かく分かれて行きます。
その岐路に立つ度、主体性のある決断をできるか?それが一番大切なんじゃないかなあ。
私自身も中学、高校は「みんなが行くから」という価値基準しかありませんでした。
大学進学時、親の意向をなんとなくくんで浪人し、周囲に置いて行かれた...と深く落ち込んだ覚えがあります。
今思えば、自分で設定したゴールや主体的な決断は何もなかったから「置いて行かれた」と受動的に感じたのだと思います。当時は苦しい時期でしたが、みんなとは違う自分の価値観を育てる大切な時間でした。
過去を振り返りつつ、自分の固定観念に縛られすぎないよう子どもの相談にのったり決断を応援できる親でありたいと改めて思いました。
まず自分の意見は置いといて、子どもの話を聞くってやつですね。
これが、なかなかの修行です。。