山のプレイパーク初体験

先日、家族で初プレイパークに遊びに行ってきました。

会場は山地。冷え込みが厳しく、「路面凍結してるかもしれないからできるだけスタッドレスで来てください」とのアナウンスに、ほぼペーパードライバー&レンタカーなわが家は怯えながら出発。

くねくね山道を車で登って、酔いやすい長男のテンションは急降下。現地に到着しても、「家でゆっくりしときたいのに...」と不満タラタラの小学3年生。家族とのお出かけも煩わしく感じるお年頃になってきてるので、最初からミスったなあという感じでした。

 

でもプレイパークで散策や遊びが始まってからは、長男始め子ども達の表情が一変。

ワクワクが止まらない!といった様子で、外気温5度の山中もなんのその。地面には霜柱ができて踏むとシャクシャク音を立てるくらいの寒さなのに、途中帰りたいなんて一言も言わずに夢中で5時間遊んでいました。

以下、それぞれの子どもがハマってた遊び。

⛰️9才長男➡️斜面滑り(お尻真っ黒)、ターザンロープ、ロープぶらんこ

⛰️6才長女➡️焚き火に木や木の葉をくべる

⛰️3才次女➡️お散歩

 

親子参加なので、参加してる子どもも年少さんクラス〜小学校低学年くらいとお小さめ。

親、スタッフ、大学生ボランティアと大人が圧倒的に多かったです。

総勢50名くらいかな??

スタッフさんも、遊び担当だけでなく炊き出しや火おこし担当もおられました。

自然に囲まれてるからか、焚き火の周りに集っているからか、初めましてのどの方も緊張感なく接することができました。親しみを感じつつも程よい距離感でお話ししたり、話さなくても隣にいたり。

また山の中というロケーションも私には非常に良かったです。古木や苔むした岩、斜面をちょろちょろと流れる細く清い小川。

 

家の中に1日いると、そのうち退屈して「遊んでー」とまとわりついたり、ゲームやテレビの刺激を欲しがる子ども達。山の中ではいっぱい身体を動かして、散策して、遊ぶのに大変忙しそうでした。

強い光や音といった刺激が苦手な私は、ゲームやテレビが部屋でついていると疲れやすいです。加えて人混みも苦手なので、公共交通機関の利用やテーマパークに行くもかなりの気合がいる上、帰宅後はぐったり。

子ども達は若さもあって刺激を求めるので、一緒に楽しむなら自然の穏やかな刺激に触れて遊ぶのが一番良いなあと思った週末でした。

3人目、産後の母体不調

私は35才で3人目を出産しました。

すると、1人目、2人目産後にはなかった不調を色々と経験しました。

産後の1年は、過去経験した通りの寝不足、

抱っこからくる肩凝りや腰痛、腱鞘炎くらい。

あとはやたらお腹を下しやすくなりました。

 

そして産後2年目にさしかかったあたりから、

猛烈なイライラ!

3人目は孫のようにただ可愛いとか聞きますが、泣いて泣いて泣きまくる我が子にイライラが止まらない...。しかも授乳中に乳首を力一杯噛まれたり、拳や引っ掻き攻撃も炸裂。

イヤイヤ期って1才からやった?と思うほど、

イヤイヤ泣きの激しい娘でした。

 

そしてイライラとは別に、頭の中に常にモヤがかかっている感覚が常にありました。

 

🍀つい昨日あったことが思い出せない

🍀ケアレスミスが増える

🍀人の名前が出てこない

🍀そもそも咄嗟に言葉が出てこない

 

「産後はみんなそんなもんよ!」と助産師さんには言われましたが、本当に?これ普通?

認知機能低下しすぎて、もの忘れ外来受診しようと思ったくらいです。

言葉はでてきやすくなりましたが、産後3年目も症状は続いています。

そして長らくこの状態が続くとどうなるか?

↓↓

 

🍀記憶力悪くなって自信がなくなる

🍀失敗して迷惑かけるのが怖くて消極的になる

🍀人に会うのが怖くて避ける

🍀できることが減って自己肯定感下がる

 

外に出ること、人と会うこと、新しいことに挑戦すること、全部好きだったのに、

我ながら性格が変わったようになってしまいました。このままではいかん。

 

そして先日、かかりつけの内科医さんに相談すると、隠れ貧血の可能性を示唆されて血液検査。

鉄分が不足すると、全身に酸素や栄養を届ける機能が低下し、頭がぼんやりしたり、全身倦怠感が出やすいそうです。

普通の検査ではなかなか出ない「フェリチン」の値を見るそうです。

基準値が5〜152のところ、私は9。

本当は100ほしいそうなので、貧血認定でした。鉄剤(市販でOK)で補うことに。

改善を期待して、鉄剤摂取続けてみます。

「運動会」は幼稚園の方針が明確に出る

長女の幼稚園で運動会が行われました。

長女は3歳で入園した幼稚園に1年間通い、新年度からは転園して、年中クラスから別の幼稚園でお世話になっています。

 

見学に行ってしみじみ思ったのは、

運動会こそ幼稚園の大切にしてることが見えやすい。

園を選ぶなら運動会などイベントも見るべしと聞いてはいましたが、長男の時は第一子ということもあり、正直見るポイントが全く分からなかったんです。園庭広いなー先生達、若くて元気だなー、くらいしか感じなかった。

HPに書いてある理念や方針はフォーマットがあるのか?と思うくらいどこも似通ってたし、家から通いやすいか?お弁当の頻度は?くらいで決めました。あとは、周りの幼稚園が入園倍率高くて入れそうもなかったり、勉強系や音楽系に注力し過ぎてて違和感を覚えたので、最終的に消去法で決めました。

通い始めてみると、そこの園は人員がとにかく足りて無いことが分かりました。ワンオペ家庭かな?ってくらい、先生達が忙しそうで険しい表情で走り回ってること多々。当時3歳だった長男も「先生が忙しそうで、困ってても話しかけづらい」と言ってたくらいです。

それでも作品や行事のレベルは結構高くて、先生の下準備にかける時間と労力の多さが見て取れる感じ。特に運動会には力が入るらしく、夏休み明けから毎日練習、子ども達はヘトヘトのイライラ。

そういう頑張りを乗り越えた先に得られる達成感を経験してほしい!という家庭方針なら、とてもフィットするんだと思います。

ただわが家の場合は、子どもにそこまでのことを求めてなかったので、そこまでせんでもーって違和感がずっとありました。

長女の学年は地域的にも同年代の子どもが多く、また保育料無償化もあって幼稚園はどこも倍率急上昇。兄弟枠頼みで、兄と同じ園に入れましたが、ずっと園の方針に対する違和感は拭えませんでした。

 

なかなか本題に行きつきませんが、

じゃあ転園先の園はどういう方針なのかと言いますと、、

 

先生同士の関係性がトップダウンでなく横並び。

みんなで相談しつつ、子ども達を慈しみつつ、

楽しんでお仕事しているのがお手紙や保育参観でも伝わってきます。

先生達がとにかく笑顔!!

親にも話しかけてくれて楽しく雑談する余裕すらある!!

子どもを預けたい環境の条件、

もうこれに尽きるなあと思いました。

(保育園見学でも先生達が軍隊のようにビシっとしてたり、走り回ってる園はありました)

 

 

『不登校とは主体性のある決断』

日経X womanという情報ページにて、

田中茂樹さんという医師、臨床心理士さんの記事を拝読しました。

 

以下、不登校について書かれた箇所抜粋です。

 

〜自分はこのまま勉強を続けて難関大学に合格したいわけではない、と気がついたのです。それは不登校になれたからこそ気づいた、その子らしい進路だといえるでしょう。ちなみに不登校は『自分の意志で学校に行かない』わけですから、主体性がある勇気ある決断だと私は思います。本当は心身ともに限界なのに、『みんなが行くから』『学校には行くものだから』と、無理を重ねている子のほうが心配です〜

 

主体性がある勇気ある決断という箇所、特に感動しました。

長らくカウンセラーをされているようなのですが、こんなにも子どもの立場に立てる大人になれたらと思います。

 

「みんなが行くから」という動機は危ういと感じます。

人それぞれ、進路はバラバラ。高校や大学進学以降、大人になっても、就職するか否か、結婚するか否か、子どもを持つか否か、いくつもいくつも岐路はあって、細かく細かく分かれて行きます。

その岐路に立つ度、主体性のある決断をできるか?それが一番大切なんじゃないかなあ。

私自身も中学、高校は「みんなが行くから」という価値基準しかありませんでした。

大学進学時、親の意向をなんとなくくんで浪人し、周囲に置いて行かれた...と深く落ち込んだ覚えがあります。

今思えば、自分で設定したゴールや主体的な決断は何もなかったから「置いて行かれた」と受動的に感じたのだと思います。当時は苦しい時期でしたが、みんなとは違う自分の価値観を育てる大切な時間でした。

 

過去を振り返りつつ、自分の固定観念に縛られすぎないよう子どもの相談にのったり決断を応援できる親でありたいと改めて思いました。

まず自分の意見は置いといて、子どもの話を聞くってやつですね。

これが、なかなかの修行です。。

 

「光さす間に」展@豊中市立文化芸術センター

日曜日だ!

子ども3人連れだ!

ワンオペだ!

 

子ども達も楽しめて、あんまりお金かけず、

自分が好きなとこに行きたいなあというわけで

気になってた「光さす間に」展に行きました。

 

とにかく走り回りたがる、

なんでも触りたがる、7歳5歳1歳。

美術館なんてまず無理よなーと思っていたところに、ふれて体験できる展覧会があるとな?!

 

チラシにも

〜「ふれる」から始まる〜

と書かれている。

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どんなもんだろうと入館しましたが、

これは幼児のために設計されたのか?!

というくらい、子ども大興奮の展示。

 

子どもって、触ると音が鳴ったり、

光が点滅したりするの好きですよね。

美しい、自然素材に展示物に触れると、

滑らかな手触りを感じるとともに

ふんわりとした照明や音色か空間を彩ります。

子ども達はもう夢中。

 

展覧会って、子どもに「触っちゃダメ!」って

咎めるストレスが凄くて長年行けてなかったので、今回の展示には感謝して仕切れません。

 

親子でこれでもかというくらい、

舌以外の五感フル活用で楽しませてもらいました。

たまたま期間限定で大ホールの展示も体験。

所要時間1時間、と聞いて

「小さい子どもいるんで騒がしくして大丈夫ですか?」と確認すると

「全く問題ないです!途中退室していただくこともできます」とのこと。

実際、私たちが入った時間帯はほぼ貸し切り状態。大ホールをですよ?贅沢すぎます。

しかもホールにはこれまた五感を研ぎ澄まされる、素敵な仕掛けが。

 

子ども達も大喜びで走り回ってました。

薄暗いホール、普通子ども走ってたら、

展示会でなくても「危ないですよ」と注意されますよね?

でもそういう声がけは一切無し。

そういう方針なのか、係員さんの配慮なのか。

 

子どもって意外と、環境に適応するので、

危ない環境では自分なりに感覚や経験フル動員で、慎重な行動取るんですよね。(その昔、セーブきかなくて長男は2度ほど頭切る怪我しましたが)

 

自分で環境を探りながら、環境に合わせて「走り回る」というかたちで、空間を鑑賞させてもらえる貴重な機会でした。

 

全力疾走し続けた長男長女、

帰りは疲労困憊で朦朧としてました。

駅前のローソンで駄菓子を買って、

パワーチャージ。

家までちゃんと自分の足で帰ってくれて、

気力体力ともに逞しくなったなあと

こちらも感動したことでした。

 

JR高槻駅前の古民家カフェ「テマヒマ」さん

本日は末っ子を一時預かりに託し、

ご褒美タイム。

自由時間は移動も含めて9:30〜12:30!

さあどうする?!どこいく?!

逡巡するいとまも惜しいボーナスタイム。

 

図書館から大量に仕入れた本の消化と

お出かけを天秤にかけ、、、

気になっていた古民家カフェ「テマヒマ」さんへ。

 

「テマヒマ」

https://www.temahimaselect.jp

駅から早足で歩いて5分ほどでした。

 

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お庭には立派に茂る、芭蕉が印象的。

周囲はマンションと古民家が混在する

閑静な住宅街。

Googleマップと景色を見比べながら、

おそるおそる角を曲がって辿り着きました。

 

店内に入った途端、

両脇にズラリと並ぶ焼き物の数々!

古道具もそこここに配置され、

可愛らしいサイズの縁側にはお香も焚かれてます。情緒溢れる空間。これは期待も高まります。

 

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陶器は平皿とお茶碗、マグカップ多め。

実用的で食卓に並べやすく、

色模様は特徴的で芸術味溢れていて目移り。

益子焼立杭焼、ヤチムン、

高槻北部の窯元まで幅広く揃えられてます。

 

どの子もどの子も連れて帰って飾りたい!!

と内心興奮気味に眺めていると、

心の声が隠し切れていなかったのか、

ダンディな店員さんが作品の説明をしてくださる。

店内には焼き物の他にも、

ご夫婦おススメの書籍が本棚に並んでおり

好きに手に取って良し、読んで良し。

気に入れば中古販売もされてます。

 

ランチにはお味噌のキーマカレーをいただきました。

八丁味噌入り、あと色々なスパイスが入ってて奥深く複雑な味わい。

お味噌汁は3種類の味噌から選べます。

サーブしてくれた店員さんが一言

「よく噛んで食べると身体に良いですよ」と。

温かみ、労りを感じてほっこりしました。

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店主さんのこだわりが詰まったお店、

とても居心地が良くてリピート必須です。

今回は時間無くて注文出来なかったカフェメニュー、豆乳甘酒にこだわりの紅茶やコーヒー、、

後ろ髪引かれまくりで帰路につきました。

 

本棚に私の敬愛する稲垣えみこさんの、

「もうレシピ本はいらない」があって

それも嬉しかったです。

人のおうちの本棚は、「好き」が凝縮されてて

拝見するのが大好きです。

だからカフェよりブックカフェの方がより

心惹かれるのかも。

 

ごちそうさまでした!

今日は学校行きたくない日

わが家の長男は小学校2年生。

今日はちょっと学校に行きたくない様子。

 

いつもは身支度を済ませ、自分で時計を確認して7:45には家を出発。

しかし今日は8:00になってもパジャマでダラダラ。

週末金曜で疲労蓄積に加え、曇天の日は特に身体も気持ちも不調になりがちな彼。

緩慢な動きだけど着替えてるし、鉛筆削ってるし、行こうとはしている??

長男を視界の端で観察しつつ、下の妹二人の身支度を整える母。

あ、筆箱の扱い荒くなってきたーイライラしてるねー。

お、表情曇ってきた。鉛筆投げた。はい出ました、「行きたくない!!!」

 

長男は幼稚園の時は登園拒否が2年間おさまらず、

毎日なだめすかして幼稚園まで連れていきました。

登園すれば環境に適応して、「いい子」で過ごしているのですが、

むしろ過剰に適応しようとして緊張状態にあるのか、

帰宅すると張り詰めていた糸が切れて感情大爆発なタイプでした。

家の家具に当たり散らしたり、自分のこと叩いたり、

しょっちゅう大号泣で床に池を作ってました。

涙と鼻水とよだれの池です。

母と妹にも食ってかかることしばしば。

 

そのような性格なので、小学校入園時も行き渋りを大変警戒しておりました。

ところが意外とすんなり学校生活に順応。

むしろ幼稚園のウン万倍楽しそう。

もはや人格が入れ替わったのかと思うくらいの変貌ぶり。

 

幼稚園が合わなかったのか?

体力がついたのか?精神的に成長したのか?

学校の先生、お友達のおかげなのか?

考えられる要因は色々あるのですが、

送り出す親としては理由が何であれ、機嫌よく行ってくれるなら大歓迎です。

 

送迎なしで、しかもご機嫌で、一人で学校行って帰ってきてくれる。

幼稚園の頃を思うと急激な自立です。

あーこれで一人片付いた!

なんて思いましたが、錯覚でしたね。

人間そんな急には変われません。

やっぱり彼の気持ちにも体調にも波があって、

小学校「行きたくない日」ってやっぱりあります。

イライラ大爆発で癇癪起こすこともやっぱりあります。

 

でも、それが毎日だった頃を思えば、

長男はやはり著しい成長を遂げているのです。

 

学校の先生に遅刻連絡して、

長男の身支度を手伝いながら気持ちを落ち着かせて、

妹たち2人も連れて、今日は特別に4人で歩いて登校しました。

その頃には長男もすっかり正気を取り戻し、むしろこの特別な状況が楽しそう。

おかげで長女も幼稚園遅刻しちゃったけど、

まあたまには良いよね。

そう思えるのは、快く応じてくれる学校と幼稚園の先生方のおかげでもあります。

 

「行きたくない日」あるよね。

しんどい時、あるよね。

私もあるある、そういう日。おとなだって一緒。

親としてどんな態度を、どんな言葉を選択すべきか迷うこともあるけど、

一人の人としてどう寄り添うかを大切にしたいなあと思った朝でした。